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TOFUハウスシリーズ 「TOFU三兄弟」

TOFUHOUSEFシリーズ 
とうふ三兄弟

ここ数年、生産緑地や駐車場だったところに次々とアパートが建っている。銀行ローンを利用し、賃貸住宅を建て、負債を抱え、総資産から負債分を引くことで相続税対策をしているため比較的安心な資産の継承方法とされるからである。「春のつくし」のように次々と建つアパート。かつて「木賃アパート」と呼ばれていた安普請な佇まいではなく、レンガ調や分譲マンション風と見た目も豪華になってきている。家賃が多少高めでも入居者が募れるらしい。一括借り上げ、サブリースといった手法でオーナーは通帳だけを眺めていれば良いワンストップサービス。煩わしい集金や滞納者に頭を悩めることなく、資産を活用できる。資産を多く持っている程、たくさん賃貸住宅を建てることで節税効果が生まれるのだが、一体、その先はどうなってしまうのだろう。少子高齢化、企業はグローバルな競争に巻き込まれて従業員の可処分所得もままならない。夫婦+子供2人という戦後の家族形態は今や昔。友人とシェアしたり、同性同士で住んだり、それぞれが自由なライフスタイルを過ごしている。住まいも同じ。ライフスタイルに適した「ピッタリサイズ」の心地よい空間に包まれたいのである。果たして、豪華で高額な家賃を払ってでも住みたいライフスタイルの人々がこれからも増え続けるのであろうか。若者の車離れが進み、ショッピングモールには軽自動車が目立つ昨今、豪華絢爛な賃貸住宅は必要か。例えば、オーナーは1種類だけの賃貸住宅を建てるのではなく、借主の様々なライフスタイルに合わせた賃貸住宅をコンセプト別に建てて収益のリスクヘッジをしてみることが寛容ではないだろうか。高額な賃貸住宅を建てれば一瞬の相続税対策にはなるが、数年先に起こりうる家賃相場の下落に対処しきれなくなる。建物が古くなれば周辺の家賃に足並みを揃えて下げるのだが、建築コストが高額では利回りを回収出来なくなる恐れがあるのだ。不動産会社の店長さんの話では最近、農家の方で古くからアパートを持たれていらっしゃる方々から、既に減価償却が終わっている空室がもったいないのでいくらでも良いから借り手を探して欲しいとの相談も多く聞くようになったという。これらの「いくらでも良いから」というオーナーと競争して行くと思うと気持ちも重くなりそうだ。また、大地震に見舞われたらどうだろうか。どんなに耐震性が高くても、補修が必要だろう、建物外部のインフラや外構も無傷では居られない。一番の盲点は借主の勤め先が被災すれば、借主はその場を離れなければならない。全部屋空室なんてことも起こり得るのだ。賃貸住宅を闇雲に建てるのではなく、所有する土地毎にその場所の力と時代を読み取り、コンセプトを立て、ターゲットを絞り、家賃下落競争に巻き込まれない賃貸住宅を建ててみてはいかがだろうか。個性的で経済的な賃貸住宅のひとつ答えがこの「TOFUハウスシリーズ」です。

 

TOFUハウスのコンセプトに共鳴された企業さまとのコラボレーションにより完成しました。
企業さまのマーケティングとオーナーの収益性を考え、TOFUハウスのキープコンセプトを大事にしながらオリジナルTOFUハウスより少し大きくしました。

おかげさまで完成前に満室となりました。

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