昔ながらの造りの民家を現代のライフスタイルに合わせてリフォーム
人寄せの為の南側の8帖と6帖の続き間。お客様が来たときだけ使うこの部屋が一番陽当たりが良い。廊下を挟んで北東にお茶の間の6帖と台所があるが、日照と陽当たりが共に悪く、冬は寒々しい。人寄せで食事を運ぶときは台所で調理して廊下を歩き、続き間に運ぶことになる。家族も少なくなり、人寄せも少なくなった今、家族が日常的に使いやすく手を加えました。
台所とお茶の間を一体に広げてキッチンセットを対面式にして奥様が家事をしながら家族との会話を楽しめることとしました。 居間の天井も2.8mと高くして中央に円形のホリゾントを設けて柔らかさを演出しております。新にコーナー窓を付けて広がりと光を取り込んでおります。一方では座敷がお好きなお祖母さまの為にお茶の間と同じ要素を続き間の6帖に移動してテレビや仏壇を置きました。これで冬場はこたつに入って亡きお祖父さまと一緒にテレビを楽しむことが出来ます。お祖母さまが一人きりにならないように廊下を無くしてLDKと一体に配しました。格子状の引戸を全開にすることにより続き間とLDKが一体になり32帖の空間が生まれました。最後までお読みいただきありがとうございました。