GURUGURU

子供が元気よく家じゅうをぐるぐる駆け回る家。

中庭を設け、その上にブリッジ(橋)をつけることによって平面的にだけでなく立体的にも人の気配が感じられるようにしました。
北側に配する和室にも中庭を通して光が差し込み風が抜けます。和室はお父様がお休みになる部屋でもあるので夜は静かに出来て昼間は疎外感が生まれないようにデッキ越しにLDKを望める配置といたしました。
パティオを囲む窓は3方とも大きいために数値以上の広さを感じ取ることが出来ます。キッチンサイドにパティオがあることで朝の東からの光をキッチンまで呼び込み暖かさを迎え入れます。
玄関は土間風に仕上げ階段もオブジェのように仕上げることでホールにギャラリーのような広がりを与えています。この広さはお父様が和室から水周りへの動線を楽にする役割も果たしております。
2階子供室は将来、2部屋に等分に区切れるようにしてあり、ハシゴでロフトにも上がれて子供に遊び心を想起させます。この子供室からは南側バルコニーに行くためにブリッジが渡してあり夫婦寝室を通らずに直接いけるようになっております。ひとたびブリッジを歩くと眼下にはパティオが広がり、下階の様子がわかるので家族の距離がより身近に感じ取ることが出来ます。
南側の広いバルコニーでは太陽の恵みをふんだんに受けてランチやBBQ、夏は子供のプールに活躍してくれることでしょう。
神奈川県足柄上郡大井町
1F床面積 62.93m2
2階床面積 47.20m2
延床面積 110.13 m2

ある雑誌の取材中、ライター氏がお客様に質問しました。
「家を建てるときに一番こだわったところはどこですか?」
「子供がまだ小さいので家の中を元気に走り回れるところかな」とお客様
「そういえば中庭を囲んでLDKや和室があったり、大きな玄関ホールの真中に階段が
あったり、子供室のロフトにはハシゴが2ヶ所あって通り抜けできたり、ルーフバルコニーにはブリッジからも夫婦寝室からも行けるし、ぐるぐる回れるところが5、6ヶ所ありますよね」とライター氏
「そう、いつもぐるぐると走り回ってますよ」とお客様。
「この家の名前はぐるぐるで決まりですね」と私。
(一同、大笑い)

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