体育の先生で元高校イレブンであるご主人より「家族の気配がどこからでも感じられて、健やかに想像力が育まれる家が建てたい」とご相談をうけて完成しました。上下左右縦横無尽に廻れるその空間はまるで公園のような家です。天井を低くした忍者屋敷のような座敷。その座敷におもむろに生える赤い棒。その天井を開けば、上階のフリールームまで登ったり下りたりすることが出来ます。畳の床の抑えた階高で万が一の場合でもダメージは最小限にしました。フリールームは天井を高くしてロフトを作りました。赤い棒でフリールームに登ってきたら、今度はハシゴに登ってロフトに登頂です。フリールーム壁にはリビングを見下ろせる窓があり、キッチンに立つ奥様もお子さまの様子を感じることが出来ます。広い土間も慌ただしい朝、ダブルインカムのご夫婦やお子さま達が渋滞せずに出発出来ます。帰りに寄ったスーパーの買い物類も土間から直接、キッチンに仕舞うことも出来ます。土間とLDKは透明の引戸で間仕切ってあるので広く見えながら光熱費も押さえるようにしました