木の質感や水栓金具にも、こだわりが随所にあふれる家
街並みにあわせたシンプルな外観ですが、実はあたたかくやさしいアイテムが散りばめられています。 エントランスアプローチでは埋め込んだビー玉が光で出迎え、玄関ポーチではアイアンワークの表札をアンティークな船舶用ライトが照らします。 ドアを開けば小さなニッチに飾られた花がライトで照らされ、廊下の途中にはU.Kで使われていたステンドグラスが目を楽しませてくれます。
2階に上がればLDKが現われます。 限られたスペースを活用できるようにと屋根面を生かした勾配天井として空間を縦方向にも広げました。 南側の窓にはフルオープンの折戸の全開口サッシュを採用。 オープンデッキでも快適に過ごせるようにオーニング(日除け)も取り付けました。
特にキッチンにはじっくり時間をかけてクオリティーの高いものが完成しました。 打合せ時に奥様からお見せ頂いた雑誌の切り抜きのスクラップブックを参考に木の肌や材質、オイルステインの色の強さ、引き出しや扉のサイズ、取手の形などを細かに詰め、水栓金具、食器洗浄器の機種に至までを現場で実際に確認しながらミリ単位のこだわりを形にしました。
ロフトではPCスペースと壁を利用した本棚があり、お子様とご主人のコミュニティーの場となりそうです。
高台の土地から見る屋上からの眺めは気持ちのよいものとなりました。 遠くにランドマークタワーや奥様の希望だった神社の森の緑を楽しむことが出来ます。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。