OMソーラー付きの味わい深い南欧風住宅
ソーラーシステムを有効に機能させながら南仏風のオープンな明るい感覚を取り入れた住宅。 ソーラーシステムと南仏風古民家住宅の融合です。 義兄様が建設会社を営んでおり、かねてからご熱心にOMソーラーに取り組んできました。 「OMソーラーを取り入れた南仏風古民家を建てたい」がお客様のご要望でした。 更にお父様が塗装屋さんを営んでおるのでぜひお力を貸していただけるようになりドリームチームの「みんなの家」ができました。
北側からのファサードは古い梁で支える庇がゲストを向かいいれます。 家の角は丸く塗りこめられ、色むらによりやさしさをかもし出します。 道路側に面した壁には規則正しくはめ込まれた窓がならび通りにリズムを与えました。 ヨーロッパ調の佇まいにする為に鎧戸のついた窓は実はフェイクです。 アイアンで手作りされた面格子には色ガラスがはめられており外部からの光が色ガラスを通して部屋の中にほんのり映りこみます。 南側ファサードはステンドの庇が彩りを加えております。 細身のバルコニー手すりが家の繊細さを演出しております。 花形に抜かれた棟換気は正面のアクセントになっており、さりげなく優美さを出しました。 玄関に入ると天然木のフローリングとアースカラーの塗り壁が向かいいれます。 薩摩中霧島壁は阿蘇山の火山灰を主成分とした漆喰、土壁以上の給排出製を持った製品でエコロジカルなものです。 なるべく内部空間を広く見せたりOMソーラーシステムが有効に活用できるように大らかな空間を心がけました。 LDKは扉で仕切られていますが、引き分け扉を開ければ一体になります。 家族の団らんであるリビングは建物中央に配しその周りを取り囲むように部屋が成り立っております。 吹き抜けにはリビングを見下ろせる2階廊下がブリッジのようになっておりその両側には子供室の窓が吹きぬけに向かい合って配しました。 子供室同士や階下を垣間見ることが出来て家族のコミュニュケーションを誘導するのです。 そのリビングは吹抜になっていて縦方向にも広がりがあります。 今回は光庭も作り光も取り込みました。 リビングには補助暖房にダッチウエストの暖炉を据え付けました。 熱燃焼効率が良くススを発生しにくい為、都会で使用するのには最適です。 大きな筒状のものは屋根で貯めた熱を床下の送るダクトです。 キッチンは造り付けの対面式になっていて吊戸棚も無い為に食堂の一部になります。 更にテラスドアを開ければサンデッキと一体のオープンな空間となる。 ちょっとしたオープンカフェ風になるのです。 2階の浴室はくつろぎを大事にしてフィトンチッドで体を癒せるように壁一面にヒノキを張りました。 大きめの窓からは北側隣家の大木を借景して楽しみます。
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