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◎◎◎◎◎◎◎       No.138 03/09/10

◎◎◎ 新世紀建築住宅マガジン「すまいや倶楽部」通信

  ◎ ◎     「家は叶う 建つべし! 建つべし!」

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富士山のふもとの富士吉田市には素朴な田舎の味を売りに

数多くのうどんやさんが軒を連ねて

「吉田うどん」というブランドを確立しつつあります。

http://www.fujigoko.co.jp/yoshida/udonlist.html

この夏、四国へ讃岐うどんを食べに行くのがブームになりましたが

富士吉田でもこのミニミニ版が流行っているそうです。

ご多分に漏れず私も家族でまた行ってきました。

富士山を隔てた富士宮市ではやきそばを名物とさせて次の波に備えています。

http://www5.ocn.ne.jp/~saromiya/yakisoba/

これらの成功?を習ってか小田原では「おでん」を名物にしようという動きがあります。

かまぼこの産地だけに具は豊富に作れるからです。

先日、あるイベントでかまぼこケースなるアクリルのかまぼこ型の保管容器を貰いま

したが「ほんとに便利なのかな?」と首を傾げてしまいました。

でもこうしたミニミニミニの失敗を繰り返しながら人は成長するのです。

(なんて今日は偉そうに。。)

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 特集 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「関東間、関西間」

家を設計するときお客様ご本人が間取りを考えるときがあります。

間取りを考えているときは本当に楽しいものです。

市販の方眼紙を買ってマス目に沿って部屋を決めていくと比較的簡単に出来る

ことでしょう。

しかし、ご自身の土地に当てはめたときに間取りが土地からはみ出てしまったり

床面積が大きくなりすぎたりで苦労をされた経験はないでしょうか?

これは家を計画するときには一回り小さいマス目で計画されているからです。

市販の方眼紙は1センチマス(10ミリ)ですが

家の計画は0.91センチマスになります。

判りやすくいうと実際の住宅は91センチ(910ミリ)マスで区切ってあるのです。

そして一間を1820ミリとしてあります。

(これも正確には1818ミリなのですがあまりにも中途半端なので)

昔の日本は尺貫法という単位で1尺が30.3センチだったことから全てが決められ

ていたからです。

壁には厚みがあり、壁の中に柱が隠れています。

なので柱の中心がマス目そのものになります。

例えば廊下の幅を計算すると、1マス幅は910ミリですが柱の中心なので

それから両方の柱の太さ+両方の壁厚を引いた残り

(910-52.2-12.5-12.5-52.5=780)780ミリが廊下の幅になります。

実は上記は全て関東間と言われる寸法の取り方で

柱の内側同士で910ミリとした関西間といったものが存在します。

さらにハウスメーカーでは「メーターモジュール」といった方眼紙のまま

柱間を1000ミリとしたものもあります。

最近の日本人の体格を考えると「メーターモジュール」は気持ちよい空間づくり

が出来そうです。

建築コストも安くなるといったマジックもあります。

ただ、同じ間取りであればメーターモジュールでは関東間の

1.20倍の大きさになるので先ほどの土地からはみ出たり

総建築費が高くなったりするので設計者とよく相談して採用されたほうが

賢明かもしれません。

変形土地では小回りが効き難いのでなお更でしょう。

アトシエシゲ一級建築士事務所

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