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◎◎◎◎◎◎◎       No.088 02/

◎◎◎ 新世紀建築住宅マガジン「すまいや倶楽部」通信

  ◎ ◎     「家は叶う 建つべし! 建つべし!」

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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 特集 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「そとまわり」について

住まいづくりの際には、室内のプランニングと同時に、そとまわりのことも計画

に入れておく必要があります。

住まいは建物だけで成り立っているものではありませんから、周辺の環境にも

配慮しながらそとまわりを含めてトータルで考えます。

門、塀などの外構は、敷地境界を明確にすること、プライバシーの保護、防犯

防風、防音、防火、建物の保護などが基本的な役割です。

これらの機能を踏まえたうえで、バランスの良い構成を考えましょう。

最初に、建物の配置を決め、道路の室内、庭と室内とのつながりを検討し、最後

にそれぞれのつくりを考えるのが手順で、各部をつなぐ動線は、

出来るだけ無駄なく、不便にならないように計画するのがポイントです。

このように、最初はワイドな視野でみつめ、徐々に細部をつめ、改めて全体

を見直すといった方法は、住まいづくり全般を通じていえることです。

敷地は様々な表情をもっています。

建替えの場合は既に樹木があったり、敷地の高低差があることもあるでしょう。

しかし、これらは決して欠点ではなく、むしろそれだけで表情が豊かで個性的

であるともいえますから、長所を生かし、欠点をカバーすることを

かんがえます。

周辺の街並みへの配慮も大切な要素です。

とくに外構は住まいの内と外との間にあるので、建物の個性を引き立てたり

やわらげたりと、環境との調整にも役立ちますから、

状況にあわせて演出するとよいでしょう。また、それだけに、せっかく美しく出来た

建物のイメージを損ねることにもなり兼ねないので、十分に検討する必要もあります。

社会と家庭を繋ぐ出入口としての機能のほか、玄関と同様に住まいの顔になるところ

ですから、住まいのイメージにふさわしいつくりが望まれます。

門の巾は、人の出入りだけであれば1.5mが標準ですが、

車の出入りも兼ねるとなると3m以上は必要になります。

位置は出入りのしやすさ、道路の交通量、玄関とのつながりなどを考えて決めます。

次号につづきます。


湯山重行設計工房

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