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◎◎◎◎◎◎◎       No.085 02/

◎◎◎ 新世紀建築住宅マガジン「すまいや倶楽部」通信

  ◎ ◎     「家は叶う 建つべし! 建つべし!」

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「ホビールーム(隠れ家)」について2

工芸品をつくったり、絵を描いたりする創作の場は、それにふさわしい環境を

つくることによって熱の入り方も違ってくるはずです。

工作の場は、汚れや傷をあまり気にせずに創作に没頭できるようにしたいもの

です。

とくに床は堅固で掃除のしやすい仕上げにしたほうがよいでしょう。

場合によっては、コンクリートの土間のような状態でもいいかもしれません。

ただし、冬場に足元が冷えないように暖房の設備を整えておく必要があります。

このほか、冷や水を使う為の設備、換気扇と共に、防音にも配慮が必要です。

材料や道具、作品を置く棚などは、整理して収められるようにしておきましょう。

絵画のアトリエでも、収納計画は大切ですし、水の設備も必要になります。

一番重要なのは採光と照明です。

窓は、日照の変化による影響を少なくする為に、北側の高い位置に設けるのが

良いとされています。

照明は出来るだけ昼間の光りとの差が少ない状態にするのが原則です。

それには、全体に程よい明るさが得られるようにして、

壁や天井は反射率の高い白や明るいグレーを基調にするのが一般的です。

照明器具は、必要なところに照射できるように、スポットライトを移動可能な

ライティングレールに取り付けると便利です。

床は掃除のしやすいフローリングかクッションフロアー、毛足の無いニードルパンチ

カーペットなどが向きます。

アスレチックルーム

最近はなかなか作らないとはおもいますが。。。参考までに

じかに身体を横たえることもあるので、床の構造や仕上げがポイントになります。

地下室のように床の下地が鉄筋コンクリートのところは適しますが、近くにシャワーや

浴室があると便利なので、これらの水を使うところを地下室に設けると工夫が

大変でコスト高になります。

アスレチックルームはサニタリーとは切り離して地上の明るいところに設けても

良いでしょう。

床は、爪先が引っかからない溝なしの寄木のフロアが最適です。

壁面にはなるべく大きな鏡を。

内装材は、出来るだけナチュラル感覚で仕上げ、健康的なイメージを演出

したいものです。

書斎も、ある意味では趣味の空間といえます。

寝室の中にコーナーとして設けても良いのですが、

十分に活用しようとするならば、少なくても3帖以上の独立した空間に

したいところです。

必需品はデスクと椅子、書斎など、ムードの主役はデスクの上の用品と

照明スタンドです。

趣味性の強い書斎なら、オフィスの小型版にならないように、個性的な

インテリアを考えましょう。また、最近はパソコンや周辺機器で電気を使う

ので電気の容量には十分の余裕を持たせて、コンセントも多めに

設けておくとよいでしょう。

和室も最近ではちょっとした趣味の部屋に使う場合があります。

客間、お茶の間、お年よりの部屋など多目的に使え、茶道や華道の

稽古の場として使われることも多いようです。

この場合は道具を納める収納部が必要になりますが、

他の目的に使うことも考えて、室内は整然としたたたずまいが

保てるようにしておきたいものです。

出来れば収納部や水屋は前室や広縁など、邪魔にならないところに

設けてください。

茶会を開くようなときも考えて、位置は玄関の近くとし、直接行き来が

出来るようにしておくと便利です。


湯山重行設計工房

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