◎  

    ◎  ■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼▼■▼

◎◎◎◎◎◎◎       No.055 02/01/16

◎◎◎ 新世紀建築住宅マガジン「すまいや倶楽部」通信

  ◎ ◎     「家は叶う 建つべし! 建つべし!」

◎◎◎    http://member.nifty.ne.jp/1500/

    ◎  ■▲■▲■▲▲■▲■▲■▲■▲■▲■▲■▲■▲■▲

    ◎

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

奈良まちと言う江戸時代に栄えた古きよき街並みを見学してきました。

低い軒の格子戸を潜り抜けると土間が迎え入れてくれました。

土間には釜戸があり、そこからの暖を吹き抜けを通し二階まで運び上げてくれます。

座敷に上がればその奥から中庭が丁度良い光と風と落ち着いた風景を

提供してくれました。

中庭に面した外廊下は寒くなると雨戸で閉まるようになっており、寒さ対策もして

ありました。

そしてなんと中庭に面して浴室がありました。浴室は中庭からも部屋内からも

出入り出来る様になっていました。

先人たちの知恵に改めてビックリしました。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 特集 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「地震は大丈夫か?」

よく「在来工法の木造住宅は地震について大丈夫か」といった質問を受けます。

どうしても阪神大震災のイメージが大きいようです。

私は比較的、木造在来工法を用いて設計しております。

(もちろんRC打放し、鉄骨構造もやってますが・・)

結論から言えば問題はありません。

昔に比べて建築基準法が厳しくなったり、現場の検査もしっかりと何重もチェックされるからです。

建築後、10年間は施工会社が保証しなければならないので

その施工会社も万が一のために保証会社に入会しています。

ですのでその保証会社がきちんと現場が出来ているかチェックに来て問題が無ければ

はじめてそこで保険が下りる仕組みになっているのです。

それだけでも2回現場チェックします。

もう直ぐなくなる住宅金融公庫につきましては更に2回チェックします。

3階建てにしようものなら更に1回増えます。

家本体に問題が無くても地盤が緩かったせいで家が傾いたりします。

その責任も施工会社に来るので

地盤についてもきちんと調査をします。

さて、建物ですが柱の間に入れるバッテン(筋交いと言います。)の量が建築基準法で

決められています。

阪神大震災で崩壊している家にはまだありませんでした。

当事務所は約2倍前後入れています。

小田原という地震の多い土地柄、これは事務所設立時からのこだわりです。

ただ、たくさん入れればよいという訳ではなくて

去年よりバランスよくバッテンをいれるように法律が改定されました。

これによりますます信頼性が増しました。

木造ですのでRCなどに比べて軽いので家のストレスも低いです。

2×4住宅は壁や床で地震に耐える設計なので壁はベニアで固めます。

木造在来工法は柱の間にバッテンを入れて地震に耐えます。

「2×4住宅より木造在来工法は弱いのでは」といわれますが

ご心配のようでしたら柱の間にバッテンをいれて更に外側にベニアを打ちます。

こうすることにより2×4住宅より堅牢になりますね。

そこまでしなくても大丈夫ですが。。。

そろそろ来るのでしょうか・・大地震?


湯山重行設計工房

http://member.nifty.ne.jp/1500/

「すまいや倶楽部通信」では住環境に関することで知りたい情報を

広く募集いたします。どんなちいさなことでも結構です。

以下までお送りください。

e-mail shige.yuyama@nifty.ne.jp

■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼▼■▼

出版:   ゲリラ情報誌 「すまいや倶楽部通信」

発行者: 湯山重行 (C)Copy right 2000

ご意見・ご感想等: shige.yuyama@nifty.ne.jp

おもしろ住宅ご案内: http://member.nifty.ne.jp/1500/

■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼■▼▼■▼■▼

次号へ進む