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◎◎◎◎◎◎◎       No.033 01/08/01

◎◎◎ 新世紀建築住宅マガジン「すまいや倶楽部」通信

  ◎ ◎     「家は叶う 建つべし! 建つべし!」

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いよいよ8月に入りました。

各地でお祭りや花火大会と楽しいイベント盛りだくさんです。

こちらでは熱海の海上花火大会がスケールが大きくて見ごたえがあります。

変わったところでは箱根芦ノ湖湖水祭りの花火が面白いです。

高い標高の為、夜になると寒くなるので薄着で行くとちょっと寒いのです。

夏の花火らしくなくて不思議です。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 特集 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「新築一口メモ1」

家を建てる際に建築費のほかに見えにくい出費があります。

そのひとつに神仏の儀式です。

基礎着工まえに土地の神様に「このようなところに粗末なものを建ててすみません

どうぞ宜しくお願いします」と言う意味で行う地鎮祭があります。

神主さんがやってきて建物の中心付近に四方を竹で囲うアレです。

昔は氏神さんの神主(近所の神主さん)にお願いするのが一般的でした。

鯛やワカメの海のものや果物や野菜の山のもの、ついでに米、酒など

全部施主側で用意するものでした。

某宗教団体では神主さんの代わり?にほら貝を持った人がおもむろに

ほら貝を吹いてくれました。

そんなように時間とお金をかけて粛々と行いました。

時代の波には逆らえず今では地鎮祭専用神社が電話ひとつで予約を受け

ワンボックスに祭事道具一式を積み、神主さん自らセッティングをして

はじまる前に神主コスチュームに変身するのです。

お客さんが用意するのは「玉串料」というお金だけです。

料金は3.8万円から4万円くらいです。

終わると手際よくかたずけて次の現場に颯爽と向かいます。

大安ですので稼ぎ時ですね。

ある程度の体力とフットワークが必要なのでとても若いかたがお見えになるもの

珍しくありません。

私はすっかり慣れました。

演出も年々凝ってきて儀式の最中にあるタイミングになると神主さん自ら用意された

ラジカセのスイッチをいれてBGMが流れ出します。

なかなかエンターテイメントですね。

竹で囲った四方の中に円錐形の砂に笹が刺さっているのですがあれは

基礎着工のミニュチュア版です。

最初に設計者が木で出来たカマで竹を狩り(草を刈る意味です。)

次にお客さんがやはり木で出来たクワで円錐形の砂を崩し(地面を切り開く意味です。)

最後に施工者が木のスキで砂をならします。(地面をならす意味でしょう。)

お客さんもクワで砂を崩すときは大きな声を「エイ!エイ!エイ!」と3回出して

崩すのがポイントです。

設計者が最初にやりますのでそれをマネすれば早いでしょう。

最後の方になると神棚に向かってそれぞれが拍手を打つシーンがあります。

神主さんも小声でよくわからない時がありますが

慌てず

「二礼二拍一礼」をしましょう。

2回おじぎして2回手を叩いて1回おじぎです。

このときのポイントはとにかく動作をゆっくりと

おじぎの時には体を直角に曲げます。

「パン、パン」とにかく大きく手を叩きます。

設計者、施工者、はたまた神主さんまで

「只者ではないな」と

思わせること間違いなしです。

どうぞお試しを・・・・


湯山重行設計工房

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