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◎◎◎◎◎◎◎       No.032 01/07/25

◎◎◎ 新世紀建築住宅マガジン「すまいや倶楽部」通信

  ◎ ◎     「家は叶う 建つべし! 建つべし!」

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昨日は40度を越えた町がありましたね。

都内を歩くとエアコンの室外機を背負っているような気分になりました。

皆さんも外を歩くときは本気で水分補給に心がけましょう。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 特集 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「迷います」

前回のペアガラスの話のつづきなのですが

私自身の設計はなるべく自然の恵みである光や風を家に取り入れた設計が基本に

あります。

日本の家は「夏を旨」とする。といったところからも来ているのでしょうか。

実際に風が通れば夏はしのぎやすくなるし

冬も傾斜角の低めの日差しで部屋の奥のほうまで照らしてくれます。

ところがところが良い点ばかりではありません。

冬が寒いのです。

古民家に住まわれている方に

「いいですねー過ごし易いでしょう」と伺ったところ

「冬がとても寒いのです」と返ってきます。

床下の冷気や隙間風などです。

寒さを嫌うのはお年を召してからのが多い傾向です。

2世帯住宅の打合せなどで若夫婦のご両親からの要望はほとんどが

「冬暖かい家にしてほしい」です。

そういえばシルバー世代で別荘を持たれる方からは

八ヶ岳や那須よりも伊豆が良いとよく聞きます。

と、いうことで風を取り入れるのは必ず開口部が必要です。

同時に光を入れるので必然的にガラスになります。

このガラスがくせもので熱を逃がしてしまうのです。

ガラス面が大きくなるほど光をたくさん取り込もうとするほど

熱を逃がしてしまいます。

つまり冬の夜は寒くなります。

解決策は厚手のカーテンなどで防いだりします。

そこで人気の断熱ペアガラスサッシュ。

ガラスが2枚になることにより断熱性能も飛躍的に向上してます。

「これで解決!」

といいたいところですが

単純にガラスが2枚になって金額もアップするということです。

大きな開口部をもうけると建築費に大きく影響してしまいます。

ただでさえ窓を多めに付ける設計で鋼製建具工事が一般の1.5倍かかっているので

その上ペアガラスになったら・・・・・・

と考えてます。

ですから夜、お休みになる寝室は断熱性能を上げるため+コスト押さえるために

小さめのペアガラスサッシュを使い

昼間明るさを求める今には大きめのペアガラスサッシュを使い分けて

コストバランスを取ればよいと考えています。

余談ですがこの断熱ペアガラスサッシュ冷房には普通の1枚ガラスと変わらないそうです。


湯山重行設計工房

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